考える葬儀屋さんのブログ 


お葬式の担当をしながら日々考えたことを書く葬儀屋さんのブログ。 葬儀費用が心配な方、 お葬式のマナーを知りたい方、 葬儀社への就職を考えている方、 エンディングノートに興味のある方 是非お立ち寄りください。
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  • イケダハヤト氏の葬儀業界に対する誤った認識を正す
  • AmazingLife篠原豊氏の記事について反論する

「紳竜の研究」のノウハウを終活セミナーに活かす

今回紹介するのはこのDVD 

by カエレバ

芸能界を追放されてしまった島田氏ではありますが
彼が成功した理由として
お笑い界に戦略的マーケティングを持ち込んだことが挙げられるでしょう。


収録されている漫才スクールでの講義編のすばらしさには
いろんなところで言及されているので
漫才編から自分が学んだことについて。

漫才編を続けて観てると
彼らって新ネタをいきなり投入しているのではなく
2割くらいづつ徐々にネタを入れ換えているんですよね。
で、いつの間にか全てが新ネタに入れ替わっているという。
セミナー2

この手法は終活セミナーでも使えます。
ある程度このネタは完成されたなと思ったら
たとえ次回同じテーマのセミナーでも 
敢えて2割の入替えを自分に課す。
その2割の部分も完成されたと思ったら、さらに2割入れ換える。
そして段階を踏んで最終的には全く新しいネタの完成を目指す。

この方法のいいところは
,瓦一部ですがありがたいことに
定期的にセミナーを聞きに来る方もいるので
内容がマンネリ化しない。
▲優燭離譽僉璽肇蝓爾広がる 
いきなり新ネタをぶつけて失敗するリスクが少ない。

全て刷新したネタを投入しようとすると
何度かの本番を経てブラッシュアップされている旧ネタとのレベルの違いが気になって
過剰に練習をしてしまい
日常業務に支障がでてしまう時があります。 
そもそも新ネタってどんだけ練習でブラッシュアップしたつもりでも
実際本番でやった結果、
聴衆の反応をみて改善を迫られるもの、
という前提で考えた方がいいでしょう。

練習のやりすぎをセーブする意味でも入れ替えていく方法の方が確実。
セミナー1

とはいえ、たまに
ちょっとムリめなテーマで依頼がくることもあり
(大体アカデミック系なのだけど) 
全てが全く新しいネタで初舞台を踏まないといけないときがあります。 
おまけに2回目披露の機会も無く ・・・
結構大変です。

つか、今がそうなんだけど(>_<)


葬儀セミナーに足りないもの

他社の葬儀屋さんが行なう葬儀セミナーに参加する機会があるのですが
戦略的に、いつも足りないなぁ、と思っていることが一つ。

それは
「他社を批判すること」

もちろんあの○○葬祭ってだめだねぇ
と言うわけではないです。

葬儀業界は商圏内の
限られたパイの取合いなので
他社のシェアの減少≒自社のシェアの増加
が成り立ちます。

現状では自社の強み弱み、他社の強み弱み
の分析は済んでいると思います。

そうであるならば
セミナーの中のロジックに
自社の強み、他社の弱みを
さりげなく(←これが大事)
忍び込ませましょう。
セミナー4

例を挙げると
たとえば近所に互助会さんがあったら
 
・事前に葬儀屋さんにお金を預けておくのって怖いですよね
とか 
・会員になったら葬儀費用半額なんていうのは
そもそもの価格設定がおかしくないですか?

というように、さらっと批判しときましょう。


もし
自社の強み、他社の弱みが
無かったら?


転職を考えましょう。(^^;)


イギリスの葬儀の値段

最近ネットで
ハイテク関連企業、葬祭業に目を向ける 遺骨を月に送る費用は1万2500ドル
という記事を見かけました。
イギリスでは毎年50万人が死亡する。ある市場研究機関の調査では、毎年、イギリス葬祭業の営業収益は約20億ポンドだ。墓地供給の不足による火葬費用の上昇を追い風に、2014年、葬祭業の営業収益は4.7%伸びる見通しだ。
現在1ポンドは172円くらいなので20億ポンド≒3440億円
これをイギリスの年間死亡者数50万人で割ると 
葬儀一件当たりの値段は 688,000円になる。
イギリス

とはいえこの記事には出典がないので
イギリスのGoogleを使い「funeral average cost」で検索


この記事を読むと
discretionary estate administration costsの2,160ポンドは
多分墓の初期費用っぽいので除外すると
火葬埋葬費用に3,456ポンド(594,432円)+花や飲食費用に2,006ポンド(345,032円)
=葬儀の平均単価は939,464円 ということに。
On average, the price of a typical funeral, including non-discretionary fees and a burial or cremation, is £3,456.
The average amount spent on extras such as a memorial, flowers and catering is £2,006 and discretionary estate administration costs have increased significantly to £2,160.

この中に教会への御礼が含まれているかは不明。
それから日本人が想像する葬儀費用の項目とは
もしかしたらズレがあるかも知れません。

ちなみにイギリスのサンライフダイレクトという保険会社のサイトを見ても
同じような説明があります。
(しかしまるで葬儀会社のサイトみたいなテキスト内容ですね。
葬儀の現物支給がもし現実のものになったら
日本の保険会社のページもこうなるんでしょうか)

しかしnon-discretionary fees(規定報酬ってこと?) が
3,456ポンド(594,432円)ってことは
葬儀の最低価格を比較すると日本より割高かもしれませんね。
ポンド

それから多くの貧困層が困っているのに
葬儀価格が上昇している背景が知りたかったんですが
その原因を見つけることができませんでした。
(冒頭の記事には墓地不足で火葬費用上昇と書いてますが
因果関係がピンときません。) 
御存じの方は教えてください。

(追記)
島田裕巳氏は著作の中で
「葬儀費用、イギリス12万3千円」とおっしゃっていますが
 (参考記事:島田裕巳「葬式は、要らない」の情報操作を指摘する
今後そのデータを彼が引用するのは禁止とします。
俺ルールで。


新入社員時代の思い出

今日、新入社員とゆっくり話す機会がありました。

そのことを帰ってから妻に話しているとき
「俺たちは」を主語にして話してたら
「俺たちって、あなた新人から見たらむしろ経営者側よ」
と指摘され、あ、確かにそうかも、
今さら気づかされた次第。

思い返すと自分が入社した当時(20世紀末頃)は
今の自分がいるポジションにはあんまり、
ちゃんとした人はいなかったと思います。
今の自分がどれだけちゃんとしているのか、
と問われると返答に窮しますが・・・

以下は私が新入社員時代のエピソード。

新入社員と現場支店長達で、
ランチの席が設けられました。
(先輩の話を聞く、という公式な場であったと記憶しています)
そのときある支店長が、あろうことか性風俗の話を始めたのです。
さすがに具体的なサービスの内容ではなく、
新しい店を見つけた、的な話だったと思います。
新入社員の同期には女性も何人かいました。
私は「エッ?」って感じで、となりの同期をチラッと見た記憶があります。
他の支店長がその発言をたしなめた記憶はありません。
会食

その支店長は今はいません。
一言で言うとバカなのですが
おそらく仕事以外の話題の引き出しが
ギャンブルと酒と風俗しかなかったのでしょう。
それで仕事以外のことも話さなきゃ、
じゃ風俗の話が最も興味を引くかな
とでも思ったのでしょうか。
多分仕事の話をしたとしても
大した内容ではなかったでしょうね。

その当時から考えると
今はまともになったなぁ、と思うのです。 

ちなみに今日新人とは
本居宣長って樹木葬の元祖ってだけじゃなく
史上最も樹木葬を愛した人だと思うんだよねー」
ということを話しました。

なんだ、アフターファイブに本居宣長って。 

私もヒドイな。 
この上司バカだ、って思われたかも知れない。

どうしたGoogle?

葬儀業界内の人でSEOが理解できる方向けの記事です。

グーグルのアルゴリズム(検索順位を決める処理方法)というのは
常時変更が加えられています。
当然葬儀業界周辺もその影響があるわけですが、
最近腑に落ちないことが。

本日(2014年8月11日)
「エンディングノート」のワードで検索をかけると
一位はこのサイト
http://www.ending-note.com/

先月はベスト10にも入ってなかったはずなので
今月になっていきなり1位なんですけど。
ウィキペディアより上って・・・

どう見てもこれ、検索者にエンディングノートの情報を提供する内容
ではないですよね。

SEO業界事情に疎いのでよく分かりませんが
サイトアドレスから推測するに、結構みんな欲しがるはずのアドレス名なので
恐らく以前から取得してたと思うんですよね。
いわゆるブラックハット臭いんですけど・・・

ちなみに私のエンディングノートのページは
現在検索順位6〜7位くらいです。
昔は、2位だったんですけどね。
企業系のサイトが投入されると
やはり個人系は苦戦しますね。

それからNAVERまとめサイトの扱いも
ちょっとなぁ。
私の記事にリンク貼っているまとめ記事が
私の記事より検索順位上に行ってるっていうのも・・・
たとえば「直葬」で検索したときとか。
私の記事一本読んでくれた方が、
ポイント伝わると思うんだけどなぁ。
いや、もちろん私の単なる思い込みなんですけどね。

あと別件なんですが
最近葬儀関係のワードのリスティング広告の相場が下がってきている気がします。
全体的に広告費にお金かける体力が無くなってきてるんですかね?

あるツィートから

先日書いたこの記事
イケダハヤト氏との顛末について

に関連して。
イケダ氏とのやりとりが
少しだけツィッター界隈で拡散したようなのですが
こんなツィートが


こう考える人もいるのだな、程度の感想だったのですが
何人かの方がリツィートしているのを見て
意外とこう考えている消費者の方は多いのかもしれない
と後日思い直し、今回取り上げさせてもらいました。


『「とはいえ人生でそう何度も喪主をやらない」ので
良い葬儀屋さんを選ぶことをあきらめる、もしくはしない』
という選択に関しては個人の自由なので
特に何も申し上げることはありません。

ただ悪い葬儀屋さんを選んでしまったときに、
「葬儀業界のせいにしないでね」
ということと
「葬儀未経験者でも良い葬儀屋さんを選ぶ方法はいろいろありますよ。
消費者に良い葬儀屋さんを選ぶ意志さえあれば」
ということは申し上げたいです。

病院から勝手に死亡情報が葬儀屋に漏れてるようではね
これはどういうイメージでおっしゃってるんでしょうかね。
クレジットカードの個人情報漏洩みたいに葬儀業界内に流出している、
と思っているなら都市伝説ですね。

確かに霊安室業務を管理する葬儀屋には伝達されているでしょう。
病院霊安室の使用履歴の管理をしないといけませんからね。
(余談として葬儀屋さんの本音としては、
個人情報はいらないから先に死因を教えて欲しいとおもっているのですが・・・
伝染リスクがあるので。
病院は教えてくれないんですけどね。)

ただ仮に霊安室管理葬儀社を対象として
「勝手に死亡情報が葬儀屋に漏れて」いたとしても
それが良い葬儀屋さんを選べない理由にはならないですよね。

例えば
ベネッセからジャストシステムに個人情報が漏れていたらしいですが
だからといって別にほしいとは思っていなかった一太郎を
買ってしまうことはないですよね(^^;)

そもそも病院の霊安室業務を管理する葬儀屋さんに
葬儀を依頼しなければいけないルールはありません。
当たり前のことですが。
またマスコミによって
病院の葬儀屋さんに依頼してはいけないという意見が浸透してきたので
病院を起点に集客するシステムは既に崩壊しています。
(参考記事:葬儀社と病院の癒着について

というわけで思考停止をする前に
ちょっとだけでいいから
良い葬儀屋さんを選ぶ努力をしたほうが
消費者の効用を最大化
するのではないかと思うのですが
いかがでしょうか? 

(追記)
あと橘玲氏のブログで同じ主旨の意見を見つけたので
掲載しておきます。
ブラック企業問題は市場原理が解決する  | 橘玲 公式サイ

 皮肉なことに、道徳的な批判や政府の規制ではなく、
市場原理によってブラック企業問題は解決されるのです。


イケダハヤト氏との顛末について

イケダハヤト氏の葬儀業界に対する誤った認識を正す
という記事をアップした後の顛末です。

本来ならイケダ氏の記事は
いつも通りのいわゆる「釣り」と認識されるものなんでしょうが
葬儀業界ってあんまり知られていないから
こんなもんなんだーって世間に思われてしまう可能性が高い。

なので葬儀業界を代表して
(だって葬儀屋さんてあんまりネットに興味示さないから(^^;))
私がそのケンカ買いましょう 
という気持ちでした。

ネット上の影響力を比較すると焼け石に水かも知れませんが
言わないことは認めることになってしまうと思いますので。

以下ツィッターでのやりとり。

「反論はけっこうなんですけれども」
「その点は「考える葬儀屋」さんの思い込み・事実誤認」
(↑文中では「こういう背景かもしれません」と推測の形にとどめておいたのだが)
「訂正しておくといいと思います。」

イケダ氏のことを良くご存知ない方は
いちいち「イラッ」とくる言い方だと思われるかもしれませんが
彼はこういう人なんですよね。
いざ自分が関わってみると確かに徹底してるなと。

その後、反応はありません。

もちろん彼も月間10万PV程度の
市井の一葬儀屋のブログにいちいち構っていられないとは思いますが
この程度の反論しかなかったってことは
概ねこちらの反論に対する反論は無いという結論で収めていいんですかね。

判断は読者の方にお任せいたします。


ヤクザの葬儀について考える

今回はヤクザの葬儀についての考察(?)です。

by カエレバ
というDVDを購入しました。

多分ヤクザ憬(あこが)れの人向けの作品なんでしょうな。

「古き良き時代を懐かしむ風潮の中で、
古き良き日本の義理人情を残しているヤクザを忌み嫌うのは
矛盾しているのではなかろうか。」
というナレーションが流れるんだけど

矛盾してねぇよ!(^^;)

ヤクザが弔問しているか挨拶しているか焼香しているかの映像が
延々流れている(堅気にとっては)シュールなDVDです。
ヤクザ憬れにとってはグラビアアイドルのDVDみたいなもんなんでしょうか。
生前のスナップ写真の上下白のスーツが素敵です。

日頃のお参りや襲名の儀式は神道形式なのに
やっぱり葬儀は仏式なんですね。
日本のミクスチャー文化を象徴していますね。

ヤクザの葬儀では
準備委員長という肩書きの人が(もちろんこの人もヤクザなんですが)
2〜3分くらい挨拶を行なうようです。

この挨拶が
語尾を上げる節回しで(準備委員長を仰せつかりましたぁ
まったく一度も間違わない。
噛むことすらしない。

これってもしかすると
「おひけぇなすって」の
文化なのかもしれない。

仁義を切る(ウィキペディアより)
 
一身上の都合で旅人(たびにん。旅から旅に渡り歩く者)となった者も、
手拭い1本あればその土地土地の親分を訪ね、
一宿一飯の恩をこうむり、
草鞋銭(わらじせん)を得て旅行することができたという。
ただし、一言でも言い間違えたり、所作に間違いが合った場合は「騙り」とみなされ、
袋だたきにされて追い出され、殺されても不思議ではなかった。

こう考え出すと、
司会を努める葬儀屋さんのプレッシャーを想像して
吐きそうになります・・・

さて
個人的にツボにはまったのは
以下の点。
 
義兄弟の葬儀のことを
友人葬」と呼んでいたこと。
まぁ兄弟葬とは言わんからね。 
もちろん創価学会とは関係ありません。

あと式場や看板や霊柩車に
大手互助会さんのセ○モ玉○院の文字が・・・
これはモザイクかけてあげた方が良かったんじゃ・・・

最後はこれ。
あんまり強力なので
画面録らせてもらいました。
 
ヤクザ戒名

生前に戒名もらうなんて信心深くて良いことですね。

ヤクザ鬼

止めろよ、和尚!
ホトケになったのに「鬼」って何だよ! 

いや、和尚の気持ちは分る。
俺も二つ返事でOK!って言っちゃう。

でもなぁ、お葬式の時に
「鬼」とだけ書かれた位牌を前にして
真顔でお経読める?


フジテレビ「カスペ!・お盆直前緊急企画!! お墓・葬式100のギモン徹底解明SP」のここがおかしい

本日(2014年8月5日)
フジテレビ「カスペ!・お盆直前緊急企画!! お墓・葬式100のギモン徹底解明SP」
という番組が放送されました。

観た感想としては・・・
ゴールデンタイムのバラエティで
葬儀部門の監修を佐々木悦子にやらせたら
そりゃもうおかしなことにならざるを得ないよね。

葬儀屋を悪者にしといたほうが自分はお金儲けしやすい
という彼女の姿勢が良く出ていました。
素晴らしいです。

しかしお葬式の担当をやったことがないのに
「お葬式のスペシャリスト」と全国放送で名乗れるというのは
普通の神経ではできないですね。
何かメンタル的に特殊なものがあるのでしょうか。

ゴールデンタイムの全国放送で流れてしまった以上
私のブログで 指摘したところで焼け石に水ですが、いつもいってるように
「黙っていることは認めてしまうこと」になってしまいますので
ここがおかしい、というところを指摘します。

ちなみに私が指摘するのは専門の葬儀に関する部分だけです。
お墓のように(自分にとって)周辺業務に関しては
専門家である墓石屋さんに任せます。
佐々木悦子さんのような神経は持っていませんので。

TV番組の場合、制作側の演出の名の下に
監修側の意図がねじ曲げられることはあります。
よって佐々木悦子の監修そのものがおかしい部分と
演出がおかしい部分があるはずですが、
番組の最後に
「専門家が監修しています」
とエクスキューズのテロップが出た以上はその区別無く指摘させていただきます。 


・ご遺体の院内の搬送中に名刺を出したりしない
 ましてや葬儀屋決めた?なんて売り込みはしない

・ご遺体を間に挟んだ立ち位置で話したりしない

・葬儀屋役に小狡そうな俳優使って
 金ピカの腕時計をはめさせているところに悪意を感じる。

・病院に安置できる時間は2時間なんて言い切るな

・日本消費者協会のデータは使うべきじゃない。
(参考記事:マスコミが報道する葬儀費用のウソ(日本消費者協会編)
 おまけに最新じゃなくて前回のデータじゃないか。

・5名で350万の葬儀があったから、どうだというんだ。
 私は、式場内を全てバラの花で飾って10名で400万円の式をしたことがありますが。
 (もちろん遺族の希望)
 特殊な事例を出して視聴者をミスリードするんじゃない。

・親戚の交通費宿泊費を喪主が負担するのは一般的か?

・お坊さんはどうやって探すの?→葬儀屋さんに頼んで・・・
 菩提寺のチェックさせろよ。危ないな。

・ナレーションのためのヒヤリングを開式前にやるか?

・遺族が末席に座るっていうのもなぁ、
 佐々木さん東京中心に活動してんじゃないの?

・オチは、見積もり作らず、倍の金額請求されてビックリ
 っていつの話だよ。

こんなとこでしょうか。
地域宗派によって違うからなんて言い訳は
認めないです。
 
こっちはタウン誌の寄稿ですら、
何度も推敲して誤解がないようにやってんのに
この脳天気さはなんだろう。

(追記)
マナー講師のいっていた
・葬儀の挨拶は語尾を消え入るように

・葬儀の靴、女性は布製、男性は合皮
というのは間違いです。

イケダハヤト氏の葬儀業界に対する誤った認識を正す

以前
という記事を書きました。

葬儀業界に新規参入した篠原豊氏の主張と
それを持ち上げるイケダハヤト氏はいかがなものか
という内容です。

今回またイケダハヤト氏が
葬儀業界について語っています。
 
「葬儀費用に300万円」なんて時代は終わりです:「シンプル火葬」が着々と社会を変えている件

事実誤認をしていることと
誤った偏見を葬儀業界に持っているようなので
正しておきます。

上記の記事でイケダハヤト氏は篠原氏のサービスを絶賛しています。


前回の記事の「葬儀業界はブラックだから刺されそう」というイケダ氏の発言内容からも分るとおり
もともとイケダ氏は葬儀屋に対して職業差別的な偏見をもっており
篠原氏の言うことを鵜呑みにし
誤った認識を増長させているのではないか
というのが私の推測です。 

もちろん今以て葬儀業界には
改善しなければいけない点が多々あり
それが出来なければ葬儀業界に明日は無いと思っています。

しかし間違った意見に対しては
反論せねばなりません。

記事の後半でイケダ氏は

ぼくも昨年、祖父を亡くしてようやく葬儀の意味がわかりました。 
と述べています。
つまり葬儀の体験をするまで葬儀の意味が分らなかったということです。
 ネット上での彼の影響力(月間100万PV以上の人気ブロガー)と、
ネット上の読者の中に葬儀の実体験がなくリテラシーが低い人がたくさんいることを考えると
ちゃんと反論しておくべきだと考えました。

では事実誤認の訂正から。

まずタイトル。
 「葬儀費用に300万円」なんて時代は終わりです 
悪いけど終わりもなにも、そんな時代はこれまで一度もありません。
長年葬儀屋さんをやってきた方なら分ると思いますが
葬儀費用の平均が300万円を越えたことなどないのです。 
都内平均313万円と言われる葬儀費用
「言われる」というように主語のない受動態で数値を語っている場合は
疑ってかかる必要があります。
出典はどこでしょうか?
おそらく日本消費者協会のデータではないかと思います。
(関東Bの葬儀費用の合計のところ) 
これが出典だとすると
都内ではなく、東京・神奈川・埼玉の数値ということになります。
そしてこれは10年前の第7回(最新は第10回)のデータです。 
そして何よりこの日本消費者協会のデータはデタラメです。
詳しくは
マスコミが報道する葬儀費用のウソ(日本消費者協会編)
この記事を参照願います。
毎年このエリアでは30万件前後のお葬式が行なわれているにもかかわらず、
このアンケートの葬儀費用の回答者は30人〜40人くらいしかありません。
さらにその回答者の半数以上が、お葬式の費用を実際に支払ったことのない人達なのです。
こんな信用できない統計値を持ち出してことさら葬儀屋が儲けている
というようなミスリードはしないでください。 
シンプル火葬を使うと22.8万円(税抜き)まで抑えることができます。
そして同じような物品と役務を比較しているならともかく
一般的な葬儀と直葬の価格を比較するのはフェアではありません。
急いで銀行に行って故人の口座から100万単位で葬儀費用を引き落とす必要はありません。 
必要ありません、じゃなくてこれはただの違法行為です。
(参考記事: プレジデント「介護・葬式・墓 賢い選択50」の問題記事


次は誤った偏見に対する意見です。

シンプル火葬が、「葬送」をもっと豊かにする
とのご意見です。

確かに私も火葬だけの式でも素晴らしいお葬式だった経験を何度もしています。
(参考記事:直葬をするときのコツと注意

社会性の部分はどうするのか、という視点は置いといても
みんながやっているから、ではなく
良く考え抜いて自分なりの葬送の形を追求するのは
良いことだと思います。

その意味では後半の内容は頷ける部分が多々あります。 

しかしイケダハヤト氏の頭のなかには、「葬儀」と言えば
・悪い葬儀屋がボッタクっている「普通の葬儀」

良心的な葬儀屋が行なっている「火葬のみ」
という二つの選択肢しか存在していないかのような印象を受けます。

そして仮に火葬のみが良いとして
なぜ 篠原氏のサービスがその中で特に優れているのか
私には理解できません。

こういう背景かもしれません。
ブランドコンテンツ(記事広告)販売中:5万円でイケダハヤトが取材に行きます
つまり広告記事です。
(↑イケダ氏から広告記事ではないとの連絡がありましたので訂正いたします)
 
ネット集客からの直葬という篠原氏のビジネスモデルは
むしろかなり後発で、いまさら感が強いのです。
決定的な差別化ポイントが分りません。
直葬は10年以上前から一般化しており
同様のサービスなどいくらでもありますし、
もっと安い価格で行なっているところもあるでしょう。

それから
もしかするとイケダ氏は
直葬においてサービスのクオリティは必要ないとお考えなのかも知れません。
しかし実はシンプルな分、
直葬は葬儀スタッフのレベルが普通の葬儀より大切になってくるのです。
私にとって篠原氏のサービスは、
そのあたりもよく分からないのです。

そして最後に最も申し上げたいことは
(葬儀屋に対する賤民意識に乗っかって
 扇情的に大衆に訴えたいのかもしれませんが)
葬儀屋を形容するときに「ぼったくり」という言葉の選択は
適切ではないということです。

葬儀業界ほど規制が無く自由競争を行なっている業界は
(良くも悪くも)実は珍しいのです。
規制やら業者間の談合やらで
競争がゆがめられることはないのです。
だから仮にボッタクリ葬儀屋がいたとしても 
消費者が事前に正しく比較検討して良い葬儀屋を選んでおけば、
最善のお葬式が行えるのです。
(参考記事:葬儀業界と葬式仏教界の競争原理の違い 1/2
 
それができない人が多いのは 
葬儀のことを考えないまま、その時を迎え
情報が無かったり、時間が無かったり、精神的に不安定な状況で
葬儀という商品を買わなければいけないからです。

かつて私が学生時代、父のお葬式を執り行ったときがそうでした。

父が亡くなるということを考えたくなかった自分は
実際に父が亡くなるまで葬儀のことを考えようとしなかったのです。
(参考記事:父の葬儀の思い出とその周辺の記憶

事前に葬儀のことを考えることから逃げるということ
準備の行き届いた最善の葬儀を行なうということは
残念ながらどうしてもトレードオフの関係になってしまいます。

葬儀のことから逃げずに向き合って最善の葬儀を行なうか
悪い葬儀屋にたくさんお金を払うリスクを増大させてもいいから
いざというときまで葬儀のことを考えずにおくか
これは消費者の選択の自由です。
とやかく言うつもりはありません。 

問題なのは葬儀のことを考えないでおいて責任の所在を
葬儀屋がボッタクリで悪い奴だから
ですませる態度です。

誤解を恐れずに言えば
ボッタクリ葬儀屋が生き延びているのは
消費者にも責任があると思うのです。

葬儀業界をぼったくり、とひとくくりにして葬儀屋を叩くのは
葬儀屋に対する不当な評価であるだけでなく 
結果的に消費者のためにもなりません。

厳しいようですが
悪い葬儀屋さんを市場から追い出す唯一の手段は、
消費者が良い葬儀屋さんを選ぶ以外にない
のですから。


AmazingLife篠原豊氏の記事について反論する

先日
イケダハヤト氏の葬儀業界に対する誤った認識を正す
という記事を書きました。

その際俎上に挙げたイケダハヤト氏の記事の中で
イケダ氏が篠原豊氏のブログ記事を絶賛していました。
その篠原豊氏のブログ記事を
今回は取り上げます。
                           

火葬式や葬式は未だにオンラインで見積もりすら確定させる事ができない。

そもそもこの前提が嘘です。
 
オンラインで見積もりできるシステムを用意している葬儀社はいくらでもあります。
http://www.hibiya-lsp.com/estimate/
http://www.heiseisya.jp/auto/
http://www.sakaide-sougi.co.jp/auto_estimation
http://www.006594.com/estimate/ 
etc・・・・

以上、終了〜。

なのですが、それではここで記事が終わってしまうので

「結構な数の葬儀屋は
未だにオンラインの見積もりシステムすら用意していない」
というふうに読み替えて進めることにします。
1. そもそもお見せできる価格じゃございません。
そもそも葬儀屋の見積もりなんて、
ほとんどの場合は後から理由を無理矢理くっつけたような見積だから、
時間をかけてじっくり見て検討されたくないわけだ。
よ〜く見たらいろんな疑問や矛盾が出てきちゃうから…
相変わらず、自分を良く見せるための
既存の葬儀屋叩きは健在ですね。

オンラインでなければ、「時間をかけてじっくり見て検討され」ないとでも言うのでしょうか?
消費者ってそんなにバカなのかな? 
むしろ対話型の方がいろいろ細部をリアルタイムで突っ込まれる分、
矛盾を露呈しやすいと考えることもできませんか?
 
2. 対面営業に持ち込めば決められるという考え
これは葬儀屋に限ったことじゃなく、
未だに様々な営業さんがコチラがメールでお願いしても
「なんとか会わせてください」とやってくる。
甚だ迷惑な話だし、僕なんかあまのじゃくな性格だからそう来られたら二度と買わない。
こういう暴露はフェアじゃないかもしれませんが
ここまでおっしゃっているなら、申し上げます。
篠原さん、あなた相談したいことがあるから会ってくれ
と私に対してメール送ってきましたよね。
もちろん私には会う理由がないのでスルーさせていただきましたけど
自分のことは棚にあげて随分な言いぐさですよね。
自分はいいけど他人がやるのは「甚だ迷惑」
そういう人なんですか?
3. 高いオプション売りたいから
もちろん、必要でもないものを嘘をついて売るのは論外です。
でも商品の必要性や良さをアピールして追加品を売るのは
営業努力でしょう。
自動車ディーラーだってやってますよね。

それにオンライン見積もりをやらなければ、
高いオプションが売れるという単純なものではないと思うのですが。
逆に私は
エプソンのサイトでPCを買った時って、
結構高いオプション買っちゃいましたけどね。 
4. 火葬場の空き状況と車の走行距離
全然確定料金にする方が、
お客様にも我々事業者側にとっても効率的なはずだ、
というのが当社の考えなのです。
これは御社のビジネスモデルに関わる方針だから尊重します。
但しこれが可能なのは火葬のみという商品を提供しているから。
通常のお葬式にそれを求めるとパラメーターが増えすぎる。
その結果正確性に責任を持つということを優先するなら
オンラインは難しくなります。
パターンオーダーではなくビスポークのスーツのオーダーが
ネット上では難しいのと同じです。
5. 領収書を発行したくない(できない)請求があるから
かなり少なくなってきたとはいえ、
未だに「手付け」とか訳分かんないチップを図々しくも面と向かって要求する
葬儀社やスタッフが圧倒的に多い。
文頭と文末が一貫してませんよ。
チップを要求する葬儀屋は、かなり少ないの?圧倒的に多いの?
現場に出ず、聞きかじりで書くからこういうことになるのでは? 

さて以上のことから
篠原氏によると
オンラインシステムが無いのは葬儀屋が悪い奴だから
と言うことになるのですが
(彼の言い分は常にこのロジックで貫かれている)
原因はそういうことではありません。

サイト上にオンラインのシステムを葬儀屋が作らないのは
(そもそも見積もり自体を全く作らないどうしようもない絶滅種の葬儀屋は除いて)
ITの重要性を分っていないから、
が正解なのです。

7,8年前なんてサイトを持っていない葬儀屋の方が多かったのです。
そんな遅れた業界なのでオンラインのシステムの重要性たって
なんのことか分らないんですよ。

なので
まあどれもお客様にとっては関係のない、売り手側の理由以上でも以下でもないわけです。
と言うところは確かに正しい。

でも
こういう悪しき風習はすぐにぶちこわしましょうだの完全否定だの
と息巻くのは的外れだと思います。
(私は単なるポーズだと思っていますけど。)

消費者がオンライン見積もりを欲しているのなら
オンライン見積もりを用意しない葬儀社は集客できず潰れる。
それだけのこと。
悪意があるかどうかの議論はあまり意味がないです。 
(そんな悪意にだまされるくらい消費者はバカだと思っていない限りはね) 
 
せっかくなので
最後に篠原氏に質問させてください。
(ツィッターでフォロー頂いてましたよね。
もしくは以前頂いたメールアドレスにお知らせしても良いのですが) 
「シンプル火葬」をご依頼いただいたら、
24時間すぐにお客様にご指定いただいた病院へ、
スタッフが搬送車でお迎えにあがります。
スタッフは葬儀社として経験豊富なスタッフばかりですので
安心してお任せいただき、限られた時間はどうぞ故人様とのお別れにお使いください。

この表現などから、葬儀業務は全てどこかの葬儀屋に委托している、
というように私は解釈しているのですが
そうなんでしょうか?
もしそうだとしたら品質の向上のためになぜ自分で葬儀屋をやらないのか
教えて頂けませんか?

今後益々のご活躍を
注目させていただきます。 

(追記)
私は篠原氏の商売の邪魔をする気は毛頭ありません。
しかし無理矢理既存の葬儀社を悪者にするマーケティング戦略に対しては
私なりの意見を表明したいと考えています。
この文章は別に篠原氏を困らせることが目的ではありませんので、
要望が有れば希望箇所を削除するのはやぶさかではないことを、
お断りしておきます。