葬儀屋さんをやっている人なら
「日本て結構殺人事件を見逃してんじゃないの?」
と思ったことがあるのではないでしょうか。

で今日のおすすめ本はコレ
「死因不明社会」



これはあの「チームバチスタの栄光」がベストセラーになった
医学博士の海堂尊氏の著作です。

保土ヶ谷事件が起こったとき、私の知り合いの横浜市の葬儀屋さんは
「いつかこういうことが起きると思ってた」
と言いました。

もちろん海堂尊氏はこの監察医を訪れたことは無いと思いますが、
データを見て横浜市の監察医制度がおかしいと思ったのはさすがです。
(90ページ)

もちろん保土ヶ谷事件の真相は私にも分かりません。
ただ「さもありなん」と感じさせるものがあるということです。

またこの本の後半ではAi(遺体に対してCTやMRIを用いて画像を保存しておく)の導入をとなえています。
最近になって、どうやらAiも導入され始めたようです。
こちらのページが詳しいです)
将来は検視と検死の形も変わるかもしれませんね。
(ちなみに警察官が遺体を検(あらた)めるのが検視、医師が検めるのが検死です)

というわけで、この本は日本における検視と検死の仕組みとその問題点をほぼ完全に網羅していると言えます。

(特に都市部の)葬儀屋さんは前半の1章から4章まで必読です。



<2009年11月13日>記載