これまで葬儀社の採用と面接について述べてきました。
(参照ページ:葬儀業界の「採用と面接」について考える

私は葬儀社の従業員ですから、従業員目線で述べてきた訳ですけど。

しかし経営者目線ではどうなんでしょうか。

もしかすると葬儀社の経営者にとって、
従業員は5年くらいで辞めてもらった方が都合がいいのでは?

昔のHISってそんな感じだったという話を友人から聞いたことがあります。
(たしか「会社図鑑」にも似たような話がのっていたような)
安い給料で、過酷な状態で働かせて、
最初の数年で辞めてしまうって人が多かったと聞きます。
この構造は、旅行業界が人気業種で
入社希望者が多かったために成立していたようです。
(と言ってもいつまでもそんなコトが通用するわけもなく、今は違うようですが)

葬儀屋が自分の能力に付加価値をつけず、
川下り系の仕事(参照ページ:葬儀屋のキャリアプラン)を続けるだけでは、
体力は加齢とともに低下して、生産性は頭打ちになってしまいます。

となると、葬儀屋という組織にとっては、
給料が上昇カーブを描く前の入社5年くらいで従業員が次々辞めて、
20代が一番多い人口ピラミッド構造でいた方が、
経営者にとって都合がよいと考えられないでしょうか。

もちろん実際のところ、人材の需給バランスが
かなり買い手有利で成立しないとそんなことはできないわけですけど。

でも最近志を持って葬儀屋になりたいという若い人が徐々に増えていて、
かつ不景気で葬儀屋でも仕方なくやるかという人も増えてくるのであれば、
経営者がそんなことを考えないとも限らないですよね・・・

それからたしかに
労働環境が悪いと
→ES(Employee Satisfaction従業員満足度)が低くなる
→CS(Customer Satisfaction顧客満足度)も低くなる
→サービス業を営む組織として競争力が無くなる
という結果になるはずなんですが、
お客様の感謝の声があまりに甘美なので
劣悪な状況で潰れるまでがんばってしまう葬儀屋さんも
多いと思われます。
クレバーな経営者が、そんな状況を利用して
潰れることを前提に従業員を採用してしまう
っていう可能性が無いとは言えない・・・

というような被害妄想にふけってしまう今日この頃です(^^;)


<2009年11月27日>記載