葬祭業におけるブルーオーシャンの話をしています。

次は「戦略キャンパス」の話です。

このページより引用)
戦略キャンバスは、横軸に顧客に提供する価値、
縦軸に顧客が享受するメリットの大小を示すグラフのことです。
戦略キャンバス上に、既存事業と新事業の価値曲線を描くことで
新事業の差別化のポイントを明確に表すことができます。
戦略キャンバスを描くことで、
ブルーオーシャン戦略のコンセプトを明確に表すことができます。


ところで
「顧客はなぜ葬儀を行うのでしょうか?」

葬儀屋とお寺さんが食べていけるように?
違いますよね(^^;)

葬儀の役割(機能)に関しては
葬儀概論では以下の様に分類されています。(葬儀概論P10〜引用)

1.    社会的な処理(社会的役割)
2.    遺体の処理(物理的役割)
3.    霊の処理(文化・宗教的役割)
4.    悲嘆の処理(心理的役割)
5.    さまざまな感情の処理(社会心理的役割)
6.    教育的役割

これらの項目を私なりに再構築してみるとこうなりました。

1.    社会的告知(故人が亡くなったことを知らせる)
2.    社会制度上の手続き(戸籍・相続などの公的な手続き)
3.    遺体保全(霊安室・ドライアイス処置・エンバーミング)
4.    遺体処理(火葬・墓や散骨などご遺骨の処理)   
5.    グリーフワーク for 故人(故人の魂の処理 宗教的儀式)
6.    グリーフワーク for 遺族(遺族の悲嘆の癒し)
7.    グリーフワーク for 関係者(故人を知る人の悲嘆の癒し)

これに「価格」という項目を付け加えて、従来の葬儀形態である
      直葬
     家族葬
     一般葬
の機能を戦略キャンパスに反映させたのがこの図です。

戦略キャンパス

 補足します

社会的告知
社会的告知に関しては、
たしかに事後通知状や喪中葉書で後日知らせるという方法もありますが、
基本的には家族葬・直葬の場合告知を行いません。

社会制度上の手続き
この点においては、どの遺族も経験することにもかかわらず、
葬儀屋さん側からのケアが行われていないと思います。

遺体処理
火葬は葬儀の形態にかかわらず、基本的に行います。
お骨の問題は葬儀形態にほとんど関係なく存在するので、
形態による差はないものとします
(勝手に直葬して菩提寺ともめるというケースは別にして)

グリーフワーク for 故人
いろいろご意見はあると思いますが、一応宗教儀式が行われたことにより
故人の魂が昇華したと、解釈してみました

グリーフワーク for 遺族
お葬式の儀式的プロセスは、信仰の浅深(せんしん)はあるものの、
少なからず遺族の悲嘆を和らげる効果をもっていると思います。
その一方で、現代においては、宗教が十分な魂の救済の効果を発揮していないと、
考えることもできると思います。
そのため「中」の段階であると判断しました。

で、ポイントはブルーの円の部分。
このブルーの円の部分が、消費者に十分にバリューを提供できていないところですよね。
顧客にとってのこの部分のバリューをいかに上げるかが
今後のポイントだと思います。

ここで「アクション・マトリクス」と「戦略キャンパス」の説明が終わったので
次は
「6つのパス」について述べた後、
最後にブルーオーシャンの葬儀ビジネスモデルを・・・
といきたいのですが、葬儀業界のブルーオーシャンについての考察は
ここまでです<(_ _)>

なぜなら
自分が考え出したビジネスモデルをバラしたくないから・・・
というのはウソで(10%は本当かな(^^;))本当は
頭のいい読者にロジック(論理)の間違いを指摘されるのがこわいから(>_<)

ちょっと時間が空いて、自分が少し賢くなったと思ったら
また続きを書くかもしれません。

とはいうものの、いきなりここで終わってしまうのもなんなので、
本質的(と自分が思っている)お話しを次回最後に。


<2009年12月10日>記載