島田裕巳さんの著書「葬式は、要らない」に関するブログ記事を検索していて
見つけたのが、経営コンサルタントさんのこの記事。

この経営コンサルタントさんが経験されたことに対しては
本当にお気の毒だと思います。
しかしちょっと厳しいようですが
「お葬式の料金がもっと明確であったらよいと思う」という見出し文に対しては
「あなたが料金の明確な葬儀屋さんを選んだらよいと思う」と回答したい
のです。

この経営コンサルタントさんのブログ記事を抜粋します。

>だって、死んで最低200万円以上のお金が出ていくのですよ。
>葬儀業者の方と最初の打ち合わせをした見積もり金額の何倍にも!!なります。
>見積もりでは、最低限の費用のみ掲載されていて、それでOKを出すと、追加でいくつものオプションが増えてきてしまうからです。
>葬儀参列の親族の人たちのための飲食代なども手配したりしなくてはいけません。
>葬儀業者の用意してくれる朝食は、おにぎりとお茶くらい(もちろん有料です)ですが、

このブログをお読みに頂いている読者の方なら
お分かりいただけると思うのですが
明らかにワーストクラスのダメな葬儀業者を選んじゃってますよね。

これって、
買い手には責任は無いのでしょうか?

もちろん葬儀屋と葬儀が嫌いになるのは、個人の自由です。
しかし
「新幹線の車内販売のコーヒーは高くてまずかったから、
日本のコーヒーは高くてまずい」
のごとき帰納法を展開するのはいかがなものでしょうか?

以前このような記事を書きました。
「なぜ葬儀屋は嫌われるのか? 2/4」

もしかつての葬儀業界のように9割以上の葬儀屋が
高くてダメだったらこの経営コンサルタントさんの批判もよく分かります。
しかし、20年前ならいざしらず、
上記の批判されているようなレベルの葬儀屋さんて
今やかなり淘汰(とうた)されているのです。
もはや多数派ではない。

葬儀業界も変わりました。
そして今なお変わっています。

「ダメな葬儀業者を選んでしまうのは買い手の勉強不足も原因である」
ともうそろそろ言わせてもらっても良いのではないでしょうか。
この考え方の方が私は健全だと思うのです。

とはいうものの、
経営コンサルタントというインテリジェンスのある方が
「お葬式を何回か、自分たちの手で出してきた経験」をしたにも関わらず
ダメな葬儀屋さんしか選べていないというのは、
自分の想像以上に、良い葬儀屋さん選びが
一般の方にとっては難しいということを表していると思います。

この経営コンサルタントの方はイオンの葬儀について
「サイトを見てみますと、料金が非常に明確になっています。
しかも、安いのです。」
と述べていらっしゃいます。
この点からも、経営コンサルタントでさえ、
この程度の「葬儀屋リテラシー」しか持つことはできないのかもしれません。
(参照ページ:葬儀業界におけるマスコミ報道とメディアリテラシー 4)

前回の記事で述べた佐々木俊尚さんこともあります。
(参照ページ:佐々木俊尚氏ですら間違う、インターネットの葬儀情報

それでも、私は言い続けなければならないのです。

「勉強不足を葬儀業界のせいにしては、進歩が無い。
ダメな葬儀業者を選んでしまうのは買い手の自己責任である」
と。

厳しいようですが
悪い葬儀屋さんを市場から追い出す唯一の手段は、
消費者が良い葬儀屋さんを選ぶ以外にない

と思うからです。

追記
(良い葬儀屋さんの選び方については
当ブログの葬儀社の選び方
をご参考までに。)


<2010年03月15日>記載