遅ればせながら

わたしの葬式自分のお墓―よりよく今を生きるために、人生の最後を考える2010終活マニュアル (週刊朝日MOOK)


の書評というか雑感を述べたいと思います。

全体的な印象としては
読者の興味をひく多彩な構成にする一方で
取材は誠実に行っており
まっとうなバランス感覚が働いていると思いました。

特にそれが感じられるのは40ページからの島田裕巳氏やイオンに関する記事。
決して一方の主張だけをわめき散らしたりしない構成は好感が持てます。
イオンに関する記事も読み手にインテリジェンスとリテラシーがあれば
イオン側の主張のほころびに気付けるようになっていますし。

残念なのは葬儀部門の監修を例の彼女に任せてしまった点でしょうか。
「危なっかしい」記述が散見されます。

いつものことながら、情報が一面的で
葬儀のリスクに対しての説明責任を十分に果たしていません。

多分彼女が葬儀におけるリスクマネジメントに鈍感なのは、
葬儀の施行経験がないので、
失敗事例についてのリアルな知識と経験をお持ちでないため
ではないでしょうか。
今後葬儀と葬儀社について語り続けたいのなら
一度葬儀社に勤めることをおすすめします。

あと興味深い記事は
東海林のり子と梨元勝氏の「お葬式に関する対談」ですね。
芸能人の葬儀の話の数々を暴露した後
「ワイドショーでお葬式を中継するのは、
有名人の生きてきた証である葬儀をみんなに知らせるため。
一般の方々もそこから学ぶことは多い」
というような内容で対談を閉めています。

しかしこの記事を読んでみると(本当のところはわかりませんが)
思わず突っ込みたくなるかも・・・
いや、亡くなられた方のことをとやかく言ってしまって
恐縮です。


<2010年09月16日>記載