今回は映画「ハートロッカー」を観た感想です。


映画の感想を書くのはおくりびと以来ですね。
(参照ページ:映画「おくりびと」の粋ではない批評
アカデミー賞受賞ということで
いろんな人がこの映画について語っています。

私は、主人公の働きを見て
「葬儀屋」の仕事を連想してしまいました。
(やっているレベルは全然ちがうんですけどね。あちらは文字通り命がけ)

共通点として
・チームワークを前提とした仕事
・失敗したらやり直しがきかない過酷な状況
・細心の注意を払っても
突然の予測不可能なハプニングで現場がメチャクチャになる
・肉体的・精神的に過酷な状況で、
誰かがやらなければいけないことをやっているのに、
世間から理解されない。
(主人公は爆弾処理を自分の倫理に基づいて命がけでやっているが、
そもそも今回の件はアメリカが悪いんじゃねぇか、と世界は評価している)
・しばしば、もうこのプレッシャーはイヤだと思うくせに
現場に身を置くことにしかアイデンティティを見いだせず、
時には家族との平穏な生活すら犠牲にする。

もちろん主人公のキャラクターが爆弾処理班の中でも
ちょっと特異なように
葬儀屋さんも、みんながみんなこんな感じではないとは思いますが、
(アメリカのやり方には嫌悪感を感じつつ)
一個人の視点からは共感してしまうところもあるという感じです。

ああ、それから「hurt locker」には「苦痛の極限地帯」という意味以外に
「棺」っていう意味もあるそうです。


<2010年09月29日>記載