今日はこの本をご紹介したいと思います。

お葬式もお墓もなしで人生を満足に締めくくる方法―「無縁」社会もこれで安心
お葬式もお墓もなしで人生を満足に締めくくる方法―「無縁」社会もこれで安心主婦の友社

主婦の友社 2010-11-29
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「日常感覚にフィットするシンプルでリーズナブルな 人生の締めくくり方を徹底ガイド」
ちょと言葉だけが上滑りしている感じはするものの(^_^;)
こういう本があってもいいと思います。

ただマスコミの方は、(葬儀に限ったことではありませんが)
一般性よりも目新しさに重点を置いて扱いがちです。
例えば生前葬は良く取り上げられますが、
実際の施行件数はほとんどありません。
そのあたりのバイアス(偏り)に対してはリテラシーが必要かと思います。

それから直葬のときに訃報通知を流そうってことで、まるまる1ページ使って
通常の訃報通知の文例を直葬に流用した文例を載せているのは
やめた方が良かったかも。

いや、もちろん時間がない状況で
直接火葬場に来る遠方の親戚に地図をファクスするくらいなら
全然問題はないのです。

ただ正式な訃報通知のフォーマットを流用して、
火葬場の住所と集合時間を書いて
「直葬」をとりおこなうだのと書いて送るのは危険性が高いと思います。

第一にこの訃報が手違いで出回ってしまう可能性があり
(最近はそれなりの社会的ポジションの方が直葬というケースも多々あります)
情報漏れのリスクを高めてしまいます。

第二にこの訃報を受け取っても、何がどんな風に執り行われるか
受け手はほとんど分からないと思います。
何かそれなりの儀式があるのかなっていろいろ誤解させてしまうのではないでしょうか。

例えば公営の火葬場は火葬炉前でのお別れを認めないところも多くあります。
そんな場合はただ棺を見送るだけになってしまいます。

第三に火葬場は結構広いですし、他の場所から出棺して火葬場に到着という段取りであれば
故人の正確な到着時間も分からず
集まった人は困ってしまうのではないでしょうか。

基本的に直葬は身内中心に行うケースがほとんどですから
自宅などの安置場所に一度集まって十分なお別れをしてから火葬場に向かう
という段取りにして、それを伝えるのがベストだと思います。


<2011年04月06日>記載