葬儀屋さんが自分の体験した葬儀のエピソードを集めて
書籍として出版する、
というパターンはよくあります。

どうしても伝えたいメッセージがあって、それに説得力を持たせるために
エピソードを一つ二つ披露するのは構わないと思います。

でも、あれもこれもと羅列するのは違うと思うのです。

なぜなら
葬儀屋さんは簡単に「感動的な」話を提供できるから。

葬儀屋さんの体験の中には、そんなエピソードはごろごろあります。
(参照ページ:葬儀屋さんの現実
だからこそ
葬祭業のすばらしさを伝える、という大義名分に溺れないように
歯止めというか自制が必要
だと感じます。

(参考ページ:会社説明会での出来事

たとえば、遺品整理屋さんの本はどうでしょうか。

吉田氏の本一覧

当初は孤独死の実態を訴えることで、世間に警鐘を鳴らす
というメッセージ性があったと思います。
しかしその後
ここまでたくさんの本を出す必要は無かったのでは。

売れているから?宣伝になるから?

しかし商売の視点でみると
(もちろん本人の承諾は得ているのでしょうが)
ここに頼むと自分のイエのことも、
本やブログでさらされるのかとお客さんを不安にしてしまうデメリットも
あるのではないでしょうか。

さて
出版業界のお約束ですが
フォローワーもちらほらと。

特殊清掃
特殊清掃特掃隊長

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この本は養老孟司氏の後書きがおもしろいです。

本文に対して述べることがないってことで
ほとんど内容に触れることなく、
日本人の死生観(死体観?)について
持論を語りまくっているという・・・

本文は読まなくていいですが、後書きおすすめです。


ティアの社長冨安徳久氏(正確に言うと社員の方が分担して書かれていますが)
の最新刊も葬儀エピソード集でした。

さよならのブーケ 大切な人の最期にしてあげたい11の物語さよならのブーケ 大切な人の最期にしてあげたい11の物語
冨安徳久=編著

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この本の話は、次回に。


<2012年07月16日>記載