流通ジャーナリスト金子哲雄さんの葬儀のお礼状の内容が話題になっているようです。


腹の据わった入念な最期の迎え方の事例としては過去
 

という記事で紹介してきました。

私は普段テレビを見ないので金子氏のことは
訃報で初めて知ったのですが
皆さんと同じく
なかなかここまではできないな、
という感想です。


訃報の直後ツィッター

キャプチャ

とつぶやいてしまったのですが
この文章の内容を読むと
葬儀屋さんの対応にも満足しているようで良かったです。

葬儀屋さんの立場として申し上げますと
自分の余命を悟っている方との事前相談というのは
精神的にとてもつらいものです。

お客様の期待に応えなければ、というプレッシャーでの中で
いつ飛び込んでくるか分からない訃報を待つというのは
ちょっと何とも言えない気分です。

今回金子氏は葬儀屋さんの名前を挙げて謝辞を述べています。
私はお礼状で名前を挙げられたことはないですが、
遺族代表の挨拶の中で、謝辞を述べていただいたことが何度かあります。


その時の自分の気持ちから類推すると
金子氏のこの葬儀を担当した葬儀屋さんの今の心境は
「うれしい」とか「やった」とかではく
「ホントにこれで良かったのか」「もっと何かできたのではなかったか」
とむしろいたたまれない気持ちなのではないか、
と思うのです。

因果な商売、という言い方がいいのかどうかわかりませんが
葬儀屋さんはこの機会を与えてくれた故人に感謝して
この気持ちを糧に成長していくしかないのでしょう。


<2012年10月06日>記載