小学館に続きあの集英社もエンディングノート市場に参入しました。


このエンディングノートの特徴というか「売り」はこんな感じ。


(アマゾンから転記)

内容紹介
“もしも"の時に役立つ&自分の“これから"に気づく一冊
Facebook上の意見から生まれた女性向けエンディングノート。年表や人生ベスト10、レシピ、大切な人へのメッセージなど40項目に記憶や想い、データを記せる。医療や葬儀、相続などのQ&Aも。

(転記終わり)
 

で、率直な印象としては確かに
「女性向け」
だと思います。

良くも悪くも・・・

男性の私がたまに
女性誌や女性ファッション誌を読むと
「構成が華やかでおしゃれだけど、ごちゃごちゃして読みづらい」
と感じることがあります。

このエンディングノートにもそれに共通するものを感じます。

ちょっと失礼な表現をすると、一部の女性が好む
「とりとめのない自分語りのおしゃべり」
を連想しました。

しゃべっている方は気持ちいいんだけど
聞き手がそこから情報を整理してくみ取ろうとすると結構大変といいますか・・・
(そんな話をニコニコして聞いてあげないから、俺はもてないんだろうなぁ(-_-))

男の私はエンディングノートにおいて遺言的機能というか、
読み手への情報伝達の機能を最重要視します。

一方このエンディングノートは書き手の悦(よろこ)びを重視していると思います。

つまりこのエンディングノートは
「読み手よりも書き手のためのエンディングノート」
と言えるのではないでしょうか。

このような言い方をすると批判しているみたいですが
現在エンディングノート市場は百花繚乱なので
差別化を打ち出した姿勢は評価できます。

ただこのエンディングノートは
フェイスブックユーザーから意見を募ったらしいのですが
この内容なら(特に前半)そもそも紙媒体ではなく
フェイスブックを使った方が便利じゃなかろうか・・・

巻頭のカラーページの写真やイラストがちりばめられた、
ユーザーの作成事例を見ると
(↑アマゾンの書籍サンプル画像にも掲載されています)
特にそう思います。

あと苦言を呈したいのがこのエンディングノートのように
文房具ではなく書籍に分類されるエンディングノートに多い
「ハードカバー問題」です。

ハードカバーのエンディングノートを開いて書きこもうとすれば分かりますが、
ページが湾曲してしまうので書き込みづらいのです。
中央の綴(と)じしろ付近に近づくと、その不便さが顕著です。

とはいえさすが大手出版社といいますか、平均以上のクオリティですので
女性の方は検討対象にしても良いかと思います。

(ことさら性差を強調するわけではありませんが)
私のように女性誌って読みづらい、とお思いの
男性の方はコクヨのエンディングノートをおすすめします。
<参考記事>
エンディングノートの正しい選び方・書き方
エンディングノート一覧


<2012年10月26日>記載