新人の皆さんへ、困った先輩の対処法をお教えします。

さて4月から葬儀業界に飛び込んだ新人のみなさん。
いかがお過ごしでしょうか。

ところでこんな困った先輩はいませんか?

,茲修茲修靴だ菁
仕事に一緒に連れて行ってくれない、
とか挨拶しても返事もそこそこで、ましてや向こうから話しかけてくれることはなく
あったとしても、すごくぶっきらぼう。

この人がそんな態度を取る理由は2つです。
○緊張している・・・後輩の前ではちゃんと振る舞わなきゃいけないと思っている。
でもどうしたらいいか分からない。
それで緊張してしまう。
だから一緒にいるのを避けようとして、よそよそしい態度をとってしまう。

○教えるノウハウがない・・・以前葬儀業界は新人教育が苦手っていう記事を書きました。
その先輩は後輩に分かりやすく教える技術を持っていないんですね。
だからよそよそしくしてしまう。
こういう人たちは大概こう言います。
「技術は盗め」
教えろよ(^^;) 教えないことに何の合理性があるんだよ。
考えるクセをつけるため、なんて嘘だね。

こういう人はスタープレイヤー(見積もりの金額が高い)か、
もしくは自分をスタープレイヤーだと思っている人であることも多いので
結構やっかいなのですが。

無視


⇒不尽なまでに当たりの厳しい先輩

理不尽なまでに当たりの厳しい先輩っていませんか?
私もその「洗礼」をうけたクチです。
最近まで私は、その先輩の性格の問題だと思っていました。
もちろんそういう側面もあるのですが
しかし最近あることに気付きました。

当たりが厳しい人は
葬儀業界の就職の際、たいして苦労していない
という法則です。

たとえば
消去法の結果、たまたま葬儀業界に入っちゃった人だとか
偶然友人の紹介で特にやりたいこともなく入っちゃった人だとか
希望すれば選抜なしに入れた時代に入っちゃった人たちだとか
(葬儀業界では非常に希だが)優秀で何社からも内定もらったとか、
つまり就職時に、時間や労力やストレスをかけずに 
簡単に葬儀業界に就職できちゃった人たちですね。
年齢的に、旧世代が多いです。

こういう人たちは葬儀社に就職することに対する価値を軽んじて、また
新人がいかに大切かということを理解しない傾向があるので 
乱暴に扱ってしまうのではないでしょうか。

一方で、就職氷河期に何社も落ちた経験の末に、葬儀業界に入ってきた人だとか
何段階かの選抜をへて面接を受けて入ってきた人は
新人への当たりがやさしい気がします。
(こういう人たちを採用面接のサブ面接官に指名すると事前に
エントリーシートを何度も読み返してアンダーラインを引っ張っていることが多い。
つまり面接官として真剣に臨もうとしているってことですね。)
不機嫌

ささいな失敗で激怒する先輩
この程度の失敗でなんでそんなに怒るの?
って思った経験無いですか。

それはその先輩が過去に同じ失敗をしたことがあるから。
自分がやったことのある失敗には過剰反応するのですよ。

あとそういう人は自分の過去を美化しやすい傾向があるかな。
あの頃の自分ならもっとうまくやれた、っていうようにね。

不機嫌2

さて、これらの分析は分かったから
タイトルでも言ってるように対処法を早く教えて
という方。

いやいや
今まで述べてきたように「原因と仕組みを知る」
っていうのが対処法なんです。

だって先輩の行動パターンなんか変えられませんよね、実際。
もちろんポジションが上がっていけば
組織全体のパフォーマンスを上げるために
イヤでも他人に行動パターンを変えようとしなきゃいけないときがくるかもしれないけど、
新人の今は仕事を覚える方が先。
最終手段として別の会社に移るってのもあるけど、そんなに簡単じゃないし
新しい会社が楽園であるって保証は無いでしょう。

だとしたら
問題とその原因と仕組みを理解する
ってことが必要じゃないですか?
なぜなら
原因と仕組みを理解することによって
自動的に自分の認識(≒世界の見方)を変えることができる
から。

この先輩ぶっきらぼうだけど、
実は緊張しているだけなんだなとか自分に自信がないんだなとか、
この先輩すごく怒っているけど、
この人も昔、同じことやらかしたんだな、って思えたら
明日から、ちょっとは許せるんじゃないですか?
原因と仕組みが分かると精神的苦痛も3割減ですよ。

これって言い換えればサービス業のスキル一つ
「相手の立場になって考える」ってことじゃないでしょうか、
って言ったら飛躍しすぎですか。
でも、これからお会いする御遺族って
基本的にこちらから選べないのですよ。
もし「合わない」遺族だったら、その人に変わってもらおうとしますか?
その人がなぜそんな言動をするのか?を分析した方がいいですよ。
その訓練だと思っていただければ。

と言っておきながら
私は本当にイヤだと思う遺族に会ったことはないのだけれど・・・
ごめんね。

追記:それから葬儀業界へ就職を考えている皆さんへ。
上記のような困った先輩は少数派ですから。
念のため。


<2013年05月01日>記載