タイトル見て
ブラックに決まってんじゃん、という声が聞こえてきそうですが(^^;)

先日こんな記事が
 

さてブラック企業の定義はこんな感じ
ブラック企業(ウィキペディアより)

ざっくりと言うと
〔誼磴米かせ方をさせて
かつ
給料が非常に安い
企業ってことですね。

(「かつ」っていうのに注意。
例えば外資系の為替ディーラーは激務だが高収入なので
ブラックとは言わない。)

実は10年ほど前までは
ブラックな葬儀屋は意外と少なかったのではないでしょうか。

もちろん,砲弔い討蓮∪里盧も変わっていません。
しかし労働組合のあるところでも36(さぶろく)協定こみで
激務もしゃーないな、的認識は現場サイドにもあったし、今もそうでしょう。

ただ10年前は△慮従櫃起こっていなかったと思うのです。
昔はむしろ給料に関してはちゃんと市場原理が働いていたはずです。

残念ながら今は「激務で低賃金な」ブラック葬儀屋はどんどん増殖していると思います。
「上場してんのに、それはどうなの?」的な噂を耳にするってことは
ボトム周辺は結構ひどいことになってる可能性が高いです。
残業

この変化の原因はおそらく3つです。
〕益の減少
∀働力として希少価値の低減
スキルのいらない職域の発生

それぞれについて説明します。

〕益の減少
全体の傾向として葬儀件数は増える、単価は下がる
という状況で、提供する商品に付加価値を付けず
価格競争に突入している葬儀社は、利益が減少します。
必然的にそこで働く従業員の給料も減ります。

∀働力としての希少価値の目減り
昔、葬儀屋って普通の人はなりたがらない職業でした。
だからそれなりの給料を払わないと来てもらえない状況だったわけです。
しかし
・職業に対する嫌悪感が(昔に比べると)薄まった
・不景気や就職難であふれた人材が葬儀業界に流入するようになった。
という変化がここ10年で起こりました。
その結果希少価値が目減りし
(とはいえ今も昔も志を持ってこの業界に入ってくる人は希少なんですが)
結果給料が安くなってしまいました。

スキルのいらない職域の発生
昔のようにほとんどの業務が、儀式性のある通夜や告別式に関係している場合
新人を現場で使うには1年くらい見習い期間が必要で、
育てた以上、ある程度働いてもらわないと経営上不合理でした。
しかしここ10年で直葬がどんどん増えてきました。
個人的には直葬こそ担当者のクオリティが露呈する思うのですが
クレームさえつかなきゃクオリティなんてどうでもいい、
どうせ火葬するだけだろ、 
という経営方針なら
1ヶ月くらいの研修で現場に投入できます。

正社員としての最低賃金の状態でサービス残業を積み上げ、
1〜2年激務をやらせて潰す、
という方法をとれば
むしろ派遣を雇うより安上がりです。

余談ですが
管理職になったとたん、給料が思いきり下がる賃金体系にして
辞めるのを待つ、っていう葬儀社もあるそうですね。
かつて問題になったマックの名ばかり店長と同じ世界。
残業1

そんなわけで、現在葬儀業界もブラック企業が急増している
という印象です。 

葬儀業界へ就職を考えている方には
就職する葬儀社選びは慎重にしてください。

そしてもし就職した葬儀社がブラックだったら・・・
葬祭業は男子一生(もちろん女子も)の仕事に値すると思うのです。
だからその葬儀社を辞めたとしても葬儀業界にはずっといていて欲しいなぁ、と思うのです。
お願いします!


<2013年05月31日>記載