「終活の教科書」という書籍が販売されました。

誤った情報を掲載しているので指摘します。

まずエンディングノートに関して。
パソコンを使うのではなく手書きがおすすめ
としています。(P47)

理由は3つあり、パソコンは
1.保存先が分からなくなる
2.間違ってデータを消去してしまう
3.緊急時に電源が入らず内容が確認できないことがある
だからだそうです。

私は以前「エンディングノートの正しい選び方・書き方」という
エンディングノートのデータ管理に関する記事を書いたことがありますが
上記の指摘は間違っています。 

>1.保存先が分からなくなったり
PCの検索機能を使えばいいだけです。
当然クラウド上のデータでも検索はできます。
データに比べて
紙のエンディングノートを紛失する可能性の方が高いはずです。

 >2.間違ってデータを消去してしまう
定期的にデータの自動バックアップを取ればいいだけです。
紙のエンディングノートを紛失したり、
焼失したりする可能性の方が高いはずです。
 
>3.緊急時に電源が入らず内容を確認できないことがある
今すぐエンディングノートみなきゃ、っていうシチュエーションもそんなにないと思うのですが
それはひとまず置いとくとして。
手帳ならともかく、
じゃあエンディングノートをいつも肌身離さず持ち歩いているんでしょうか(^^;)
クラウド上のエンディングノートのデータにアクセス出来るタブレットやスマートフォンを持ってる方が
よっぽど緊急時は安心でしょう。
電池切れでも近くのカフェやファーストフードに飛び込めばいいわけだし。

というわけで
結論として「手書きをすすめ」たいなら
パソコンが苦手だから
という理由で、十分じゃないですか?

多分この記事書いた人はパソコンが苦手な人なんでしょうし。

 
次に葬儀社選びのポイントとして
「葬儀費用の目安として
日本消費者協会のデータを使用している」
を挙げています。 (P125)

最悪のアドバイスです。

以前マスコミが報道する葬儀費用のウソ
という記事を書きました。
日本消費者協会のデータは統計的には全く信用できないシロモノであり
実際よりも高い金額が出ている、という内容です。

現場の葬儀屋さんは
日本消費者協会のデータが間違っていることを
経験的に知っています。
そして悪い葬儀屋さんは
ウチは日本消費者協会の金額より安くできる良心的な葬儀屋です
とアピールします。

だから日本消費者協会のデータを使用している葬儀社に頼んではダメです。

この「終活の教科書」の監修は終活カウンセラー協会というところが行っています。


スタッフを見てみると葬儀のプロはいないみたいです。
もう葬儀に関して適当なことを書いて通用する時代ではありませんよ。


<2013年07月19日>記載