遺品をただ式場にちょっと並べたくらいで
「その人らしい葬儀を行うのがウチのモットーです」
みたいな広告を出している葬儀社の方へ。

今回紹介するのはこの本。 

世界に売るということ

平野 暁臣 プレジデント社 2014-07-26
売り上げランキング : 181051
by ヨメレバ
著者は
岡本太郎のパートナーである岡本敏子の甥であり
空間メディアプロデューサーでもある平野 暁臣氏。

この本の中に、氏が企画した岡本敏子さんの葬儀(お別れ会というべきか)に
関する記述がある。(P70〜)

幸いにもネット上にそのページが掲載されていた。 

常識を度外視した岡本敏子の葬儀


葬儀屋として
やられた!
という感じ。

この「作品」は
・亡くなった二人に最も近い存在で
・空間演出のプロでもある人物が
・考え抜いた
という条件が揃った結果
生まれた傑作。

引いて引いて最後に本質だけを残すというやり方。
wmf

どうしても葬儀屋は
足そう足そうとするんだよね。

一つは商売だから。
足し算でしかお代はいただけないと思ってしまう。

次に葬儀屋は故人の生前の情報を持たないから。
過剰に情報を足して埋めようとする。
でも最近のように親しい人が中心のお葬式になると
あくまでモノは故人への想いを喚起させるトリガーであればいい。

実際、限られた時間や情報や予算の中で
こういう「引き算の付加価値」をつけることは大変難しい。
 
だけど自分の引き出しの中に持っておきたいと思う。


<2014年09月30日>記載