今年に入り新聞では
大手企業の新卒採用枠拡大の記事を見かけます。
こうなると葬儀業界に来てくれる層が真空状態になり
去年よりも葬儀業界としては、さらに苦戦が予想されます。

新卒組の定着率の低さに頭を悩ませている葬儀屋さんは多いと思います。
他業界ではよく3年で3割が辞めるなどと言われますが
ミスマッチが発生しやすい葬儀業界ではそれ以上かもしれません。

社内の他社からの転入組から
新卒採用なんていうモトが取れない無駄遣いはやめてはどうか
との意見も飛んできます。

しかしそれでも私は新卒を採るべきだと思います。

もしA葬儀社に勤めていた優秀なBさんが自分の勤めるC葬儀社に移籍して来たとします。
一見C葬儀社にとってはプラスに見えますが
葬儀業界全体ではほとんど何も変わっていません。
Bさんの置き場所を変えただけです。
業界全体ではなにも変化は起きていないのです。
新卒

私が就職活動をしていたころは葬儀業界で新卒の採用がやっと始まった頃でした。
それ以降新卒採用の流れはゆっくりではありますが徐々に広がっていきました。

侮蔑的に語られるしかなかった葬儀業界に対する評価が
(これもゆっくりではありますが)変わっていたころと時を同じくします。
新卒を採ったことが業界を変えたのか、
新卒を採らなきゃという思想が業界を変えたのか。
おそらく両方でしょう。

今、葬儀業界は十分な変化を遂げたと言えるでしょうか。
まだ、全然です。
それどころか放っておけば、すぐあの頃に逆戻りです。

葬儀業界は
変化の象徴として新しい血、つまり新卒を受け入れ続けるべきなのです。


<2015年05月06日>記載