今回は日経電子版のウェブサイトに載ったこの記事を読んで思ったことをつらつらと。
 

あの、申し上げにくいのですが、日経さんて読売や朝日に比べると
葬儀系の記事のクオリティが低い傾向にあると思っています。
今回はWEB版の記事ですが
取材先チョイスのセンスがあんまり良くないです。

まずはネットで棺や骨容器を販売して、
遺族に自力の直葬を勧めているサイトについて。
利用者によると 
葬儀費用は締めて7万円
だったようです。
熊本市内には9万円台で行う業者があるようですし
身内が亡くなった状態で慣れないことをやるってことを考えると
苦労の割にはお得感は無いと思います。

ただ亡くなったことによって苦労したっていうことが
グリーフワークに役立つことはあるかもしれません。
素人なのにこんだけ自分たちは故人の為にがんばったぞ
という感じで。
お得感でなく達成感をを求める方には良いかもしれません。

もっとも記事の途中で
もっともネットを駆使した手作り葬は一部の動き。
っていうちゃぶ台返しをするって記者も人が悪い(^^;)
 
たしかに取り返しのつかない失敗をするリスクはありますが。
 
あと細かいツッコミどころとしては
自分たちの商品は卸問屋や葬儀屋を通さないので安いと言っておきながら
自分達は卸販売やってます、と言っているのはどうなの・・・

とか

葬儀社目安価格
という表記はOKなのか

とか
「うちで提案している手作り葬に共感するのは首都圏の資産家、高額所得者が多い」(日高さん)
ここで買うときには、資産額や所得を聞かれるのか(^^;)

あとここのサイトではありませんが、サイト運営者のプロフィール紹介記事
冠婚葬祭互助会大手、株式会社セルモの代理店店長として約8年間勤務。
(中略)
代理店の店長として勤めている中で
「不透明な利益主義」の業界の実態と「顧客満足度」との間ので葛藤した日々を過ごす。
企業名出していいのかと・・・

ただこれらは隙があるだけで悪意はないようです。
冒頭で申し上げたようなニーズはあると思いますので
今後の活躍をお祈りしています。

炎


次に取り上げられているベンチャー企業に関しては過去に言及した記事があるのでそちらを参考に
AmazingLife篠原豊氏の記事について反論する

最後の統計に関する記述も葬儀単価下がっているって言いながら
「くらしの友」さんのお客さんてどんだけ富裕層が多いんだよっていう・・
というか企業PRという観点からこの御時世にこの値段って大丈夫なのかちょっと心配です。
サンプリング方法を確認しようとしたのですが、
なぜか表紙しかサイトに公開されていない。
「15年版・現代葬儀白書」
取り寄せには担当者へ連絡して請求しないといけないそうで
なぜそんなややこしいことをやっているのでしょうか。
表紙だけを読んだだけですが、もしかすると
サンプルはくらしの友さんの顧客じゃないのかもしれません。
まぁどちらにしても実態を全く反映していないのは
葬儀業界内の方ならお分かりでしょう。

というわけで日経さん
もうちょっとがんばってください。


<2016年03月18日>記載