また日経新聞がやっちゃいました。

今日(2016年4月30日)の日経新聞土曜版の近藤正臣氏のインタビュー記事から。
川の土手 に 念願の別荘を建てた。 晩年、母がこんなことを 口にする。 「私 は本家の墓 には入れないから、墓はい らないよ。焼いたお骨を比 叡山から琵琶湖に向けてま き、残りは山桜の見えると ころに埋めておくれ」 その夢をかなえようと思 った。遺言通り、比叡山の 中腹で散骨し、残りのかけ らを郡上八幡の別荘の土手に山桜を植えて埋葬した 。(中略)
母が亡くなって早十年。 大きく枝を広げた土手の 山 桜は、今年も薄紅色の見事 な花を咲かせたという。

これ、違法行為です。

どこが違法行為かというと
比叡山の中腹で散骨し、残りのかけ らを郡上八幡の別荘の土手に山桜を植えて埋葬した
 という部分。
新聞

日本には墓地、埋葬等に関する法律(通称 墓埋法)という法律があります。
ざっくり言うと遺骨を埋める場所は墓地でないとダメ、という法律です。
散骨の場合、法務省の見解は「節度を持って行うならOK」というものです。
遺骨をパウダー状にして迷惑にならないところ(海上など)でまけ、ということですね。 

比叡山の件は、比叡山延暦寺の墓地内ということは無さそうですし、
管理者(おそらく延暦寺)の許可も取っていないと思われますのでアウト。
別荘の土手も明らかに墓地ではないのでアウトです。

とはいえ近藤正臣氏を非難する気にはなれません。
全文読めば分かりますがこのインタビューから氏の母への想いが良く伝わってきましたし
法を犯す気は全くなかったと思われます。
問題はこの違法行為を見逃して載せてしまった日経新聞の脇の甘さです。
新聞に載ってしまうと、コレやってもいいんだ、と思い込んでマネをする人が出てきます。
このケースが増えて問題化すると、
散骨においてこれまで大目に見てもらえていたことも
見逃してもらえなくなることを危惧します。

葬儀分野に関する報道において、日経は読売、朝日に比べて弱いという印象です。
もうちょっとがんばってください。





<2016年04月30日>記載