以前
葬儀漫画「おとむらいさん」はがんばっている
という記事でご紹介しましたが
「おとむらいさん」の第2巻がでました。
おとむらいさん(2) (BE LOVE KC)

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それにしても
主人公はちょっと抜けてるところもあるひたむきな美人で
脇を固めるのはクールでかっこいい年上の先輩に
慕ってくれる年下の男の子
という設定で
ストーリーは
難病の少年の生前葬に
妻と死に別れた頑固ジジイの回顧ときたら
どうしたって陳腐にならざるを得ないはずなのに・・・

でもちゃんと読ませる。

そうさせるのは大谷 紀子氏の漫画家としての技術です。
例えば浦沢直樹って別に何かメッセージや熱量があるわけでもないのに
卓越した技術だけで読ませるのに似ています。

前回言ったことと重複しますが
コマ割、デティールの切り取り方、構図、セリフのうまさによって
作品世界を作り上げることに成功しています。

ただ逆に言うと
別に素材が葬儀屋でなくても
この人はそれなりに読ませるクオリティで作品を作れるんだろうなぁ
という気がします。

そこで調べてみると金魚すくいをモチーフに
作品を書いているらしいです。

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さもありなん、と思います。

今後も巻を重ねていってください、とほめて終わるのも私らしくないので(^^;)
重箱の隅をつついておきますね。

酔っぱらいながら「明日(友)引前だから飲んじゃった」というセリフとともに
欄外に引前とは「友引の前の日。一般に通夜葬儀を行わない」という解説がありました。
しかし友引の前の日には葬儀はあります。
さらに「明日引前」ということは、通夜も葬儀も普通にある日、ということになりますので
ここ間違いです。
Kindleの方だけでも直しておいた方が良いと思います。

おとむらいさん2



 
 


<2016年07月14日>記載