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弔電や電報の代わりに郵便局のレタックスは使えるのか




郵便局にはレタックスというNTTの電報サービスに相当するものがあります。
電報と同様に、お祝いとお悔やみの両方のサービスがあります。

さて、電報とレタックス、どちらがすぐれているのでしょうか。

結論

お急ぎの方のために、まず結論から。

弔事(不幸ごと)の場合はレタックスよりも電報をおすすめします。

なぜならレタックスは

  • 最低価格は電報より安いぶん、見た目が安っぽい
  • 必須の会員登録が面倒
  • 電報の標準配達サービスと同じ早さで届くが、電報の最速サービスに比べて遅い
  • 弔電と同じようにレタックスが使えると世間で認知されていない。そのためレタックスで申し込む人が少なく、お葬式の現場でほとんど見ない

からです。

ただし下記の条件を満たす方は電報よりレタックスを使ってもよいでしょう。

  • とにかく安く済ませたい
  • ある程度時間に余裕がある
  • 事前の会員登録の手間を厭(いと)わない

ちなみに弔電をお送りになる方は、
↓この記事を参考にしてください。

弔電の安くて効果的な送り方を葬儀屋さんが教えます

ここからは、具体的にレタックスの良いところ、悪いところ、微妙なところを解説します。

〇良いところ

まずレタックスの良いところです。

安い


例えば弔電の最安値は現在(2023年11月)VERY_CARDの1,650円なのですが
レタックスなら524円の商品があります。

レタックスの申込み方法は、電報と同じく「電話申込み」と「WEB申込み」があるのですが
申込にWEBを使っても割安感がない(電話申込より80円安いだけ)のは、残念なところです。

×悪いところ

次に悪いところです。

会員登録が面倒

WEB申込みの場合、申込前に会員登録が必要なのですが

  • 面倒
  • 個人情報の登録が不安
  • 頻繁に使うものではないので、次回使用時にはIDとパスワード忘れている可能性

という問題があります。

さらに、スマホで登録しようとすると
スマホでもPCの画面が表示される仕様になっていました。

レタックススマホ画面

スマホの画面でこれはムリかと思います。

△微妙なところ

最後に微妙なところ、と言いたいのですが、どちらかと言えば悪いところです。

目立てる

珍しいので良くも悪くも目立てます。

電報はほとんどが二つ折りの台紙に文章を印刷した紙をはさむ形式のものなのですが
レタックスには封筒タイプのものがあります。

一風変わっているため、電報と比べて目立てます。

ただし私は電報というのは文章で勝負すべきという考え方なので、見てくれで勝負するのを良しとしません。

そもそも封筒に入っている見た目が変わってるというだけで、見た目は一番安い電報よりも貧相です。
おすすめはしません。
弔意用封筒
<https://webyubin.jpi.post.japanpost.jp/webyubin/elx/DYFR210.do >

それほど早く届かない

弔電の申込みの場合、お通夜の日に訃報を知った、さぁ今から間に合うか?
というシチュエーションが結構あります。

レタックスの場合
概ね平均的なお悔やみ電報と同じくらいの締切りの余裕度ですが、(15時半までなら当日中に届く)
最速のお悔やみ電報ほどのスピード感は無いです。

相手に「何これ?」と思われる

20年以上葬儀屋さんをやってきましたが、お葬式の現場でレタックスを見たのは数えるほどしかありません。
ほとんどの方が電報(弔電)を利用します。

そのため受け取った相手に
「何これ?」
と思われる危険性があります。

アップロードして好きな画像を入れることができる

細かい装飾機能があり、好きな画像を入れることができます。
しかし慶事(お祝いごと)なら効果的に使えるかもしれませんが、弔事(不幸ごと)には厳しいでしょう。

サイト上で文字やアップした画像をいじれる。

元国営企業だったからなのか、よく分からない余計な機能が結構多いです。

これも細かい装飾機能の一環です。

しかし祝事ならともかく弔事でそこまでやる人はいないでしょう。
おそらくその苦労は先方には伝わらないです。

それから画像に関しては先にフォトショップや専用ソフトで修正してからアップした方が良さそうです。

 

履歴や送り先情報などを登録しておける

法人でもない限り、そんなにレタックスをひんぱんに送ると思えません。

規定のイラスト入りのフォーマットを選べる

これもお悔やみ電報の場合は、必要ないと思います。
前述したようにあくまで文章で勝負すべきです。

フォントサイズが選べる

弔電でも縦横、書体が選べるところが多いですが
フォントサイズを選べるのはおそらくレタックスだけでしょう。

ただし大きくしすぎると画面からはみ出る警告がでるというのと
そもそもフォントサイズを変える必要があるかどうかという問題は残ります。

一方で文字数制限がないので、できるだけ極小フォントを使って
大量の文字を書く必要のあるひとにはいいかもしれません。

以上レタックスの解説でした。











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