私は普段、ブログのネタのストックや執筆にEvernoteを使用しています。
先日EvernoteのCEOを辞職したフィル・リービン氏のインタビューが掲載されていました。

 独白「僕がエバーノートCEOを辞めた理由」

彼は辞めた理由を
「解くべきパズル」が変わった

と表現しています。
パズルの種類が違うと気付いた以上、やるべき仕事はただ一つしかありません。新しいステージでうまく課題を解決できるCEOを探し、私自身と置き換えることでした。
Evernote

こういう風に自分の能力を突き放して客観的に見れる人は極めて少ないと思います。
IT関係でぱっと思いつく失敗例は mixi です。
しばらく創業者が陣頭指揮をとっていましたが迷走を続けた結果、トップを替えて復活しました。
創業者は社内で一番偉いわけですから、本人が決断しない限りなかなかこういう人事は難しいと思います。

ここで思うのは葬儀会社も同じではないかということです。
以前こういう記事を書きました。
大きなシェアを持つ葬儀社が少ない理由
ほとんどの葬儀会社がなぜ大きくなれなかったのか。

現場仕事ができる、もしくは自分ではできると思っている葬儀屋さんが創業者としてトップになります。
しかし葬儀屋の現場仕事の延長線上に経営はありません。
財務諸表が読める葬儀屋さんなんてほとんどいないでしょう。
その結果組織としての発展を止めてしまいます。

ミドルのマネージャーについても同様のことが言えます。
現場仕事の能力とマネジメントの能力は別物です。
葬儀業界の人事の慣習は、
年齢フィルターを通過した人の中から順番にマネージャーにして行くというものです。
どんなに優秀でも年齢フィルターを通過しないとマネージャーにはなれません。
社歴ですらなく実年齢を基準にした人事です。
彼は40才越えたからそろそろマネージャーに、というように。
せっかくマネージャーとして優秀な才能を持っているにもかかわらず、
マネージャーになる前に凡庸な現場担当者として疲弊してつぶれるというケースをいくつか見てきました。
成長期なら、組織としてはそれでもよかったのですが
現在の葬儀業界のような戦略が必要な有事の際に
マネジメントの機能不全は好ましくありません。

自分はマネジメントのスキルを多少は持っていると思います。
しかし熱量で人を動かすことができないという欠点があります。
そのため今のポジションから上に上がるべきではないと考えています。
自分より適任だと思う人間は社内にいくらでもいますし。

私が目指してるのは参謀と通訳のポジションです。
通訳というのは噛み砕いて言うと経営者の言葉を翻訳して現場に伝えるという役割です。
(参考記事:葬儀社内で一番バカな人と重要な人
なかなかこういうキャリアモデルがないため試行錯誤を繰り返しているのですが。

とりとめのない文章になってしまいましたが
他のミドルクラスの葬儀屋さんはこれからのキャリアをどのように考えていますか?


<2017年06月02日>記載