マニュアルがあっても葬儀業界では役に立たない理由 前編からの続きです。


「それでも、マニュアルは必要だろ?」
「ああ。マニュアルが必要な理由として
コミュニケーションの問題をまず考えよう。
そもそもスタッフは少なくて済むなら少ない方がいい。
なぜなら人が増えるとコミュニケーションコストが発生するから。
極端な例をあげると自分一人で全てやれるなら誰かに伝える必要は全くない。
でも当然一人じゃいつかは手が回らなくなるからスタッフをもう一人増やすとする。
そいつに何かを伝える必要が出てくる。
だからその分コストがかかって、人は倍に増えても生産性は倍にならない。
このコストを抑えるには共通のフォーマットで共通の言語で各人が機能しないといけない
これを可能にするのがマニュアル。 
だからマニュアル必要。ウチにいたころはそれが普通だったろ?
会話2
5人くらいの組織ならマニュアルがなくてもいい。
お互いのことが分かっているからあうんの呼吸で機能させられる。
でもお葬式は3人程度のチーム単位で行うことを前提にしている。
そしてスタッフが総勢50人くらいになってくると
毎日チームの構成メンバーが変わるという状況でやってかなきゃいけない。
この状況でめいめいが好き勝手な動きをすると、コストがたくさん発生する。
でもこれって数字で見えづらいから、
もしくは改善が面倒だからという理由でそのままにしておかれる。
だから葬儀社に零細企業が多いのもある意味合理的かもしれない。
多分50人越えるときがマネジメントをガラリと変える分岐点だったんだよ。」

「じゃあ俺はどうしたらいいんだろう」
「人を入れ換えるしかないね」
「無理だよ」
「じゃあ戻ってこいよ」
「(失笑) 」


<2017年06月19日>記載