死亡直後に行われるエンゼルケア(遺体処置)で使われている合掌バンドがなくなる
という話です。

合掌バンドは一般的にあまりなじみがないものですが
亡くなった直後からご遺体の両手を固定するために使います。
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合掌バンド
<上記商品ページより>

医者・看護士は遺体の扱い方をよく知らない

葬儀屋さんになりたての頃は
医者・看護士をはじめとする病院スタッフはプロなのだから適切な遺体処置の知識を持っているものだとばかり思っていました。
確かにひどい処置はほとんどないのですが、実は遺体処置に関して医療関係者はちゃんとした学習をうけておらず
実務経験があるぶん葬儀屋さんの方が「亡くなってからのその後」に詳しいのだということに気づかされます。
医療関係者が学ぶのはあくまで生きている人に対する処置で、亡くなった方への処置に関してはまだ確立した教育が行われていないようなのです。

合掌バンドの廃止に賛成

今回紹介するこの看護士向け専門誌ではエンゼルケアの特集が組まれており
合掌バンドで手首の拘束を行わないことが提唱されています。
(余談ですがこの雑誌名はエキスパート・パートナー・ナースを掛けている)
我々葬儀屋さんにとって合掌バンドのメリットは
ベットからストレッチャーにご遺体を移し替えるときに腕がだらんと垂れないようにすることくらいしかありません。

ちゃんとした葬儀屋さんは病院を離れて安置したあとは、一刻も早く合掌バンドを外そうとします。
・体液や血液で手が腫れないように
・皮膚に食い込んでそのまま跡が残ってしまわないように
・腹部に載せたドライアイスで手が凍傷をおこさないように
するためです。
そのため合掌バンドが無くなることは助かります。

合掌バンドをそのままにしておく葬儀屋はシロウトです。
そして今後合掌バンドを使っている病院がいたらその病院は遅れています


<2017年09月06日>記載