普段革靴を履かない方で
お葬式に参列するからということで、靴箱から久しぶりに黒い革の紐靴を出した方に警告です。

靴底だいじょうぶですか?
靴1
安い靴(失礼!)には
靴底にウレタン素材が使われていることが多いです。
このような靴を長期間密閉されたところで管理しておくと、
加水分解」という現象がおきて、靴底がもろくなってしまうのです。

お葬式の担当をしていると、まれに葬儀式場の白い床に、黒いかたまりが点々ところがっているのを発見することがあります。
これは上記の現象が起きて、歩いているうちにボロボロと参列者の靴底が砕けはじめたからなんですね。

こうなってしまうと、応急処置としては、仕上がりの好ましい順番に
1.葬儀式場にいる葬儀屋さんに靴を借りる。
 あればいいんですけど、望み薄です。
2.駅構内や駅前にある靴修理屋さんに駆け込む
ただこういうウレタン素材のソールを使っている靴というのは張り替えができないセメンテッド(靴底を縫い付けるのではなく接着する)方式
のことが多く、また取り替えも時間もかかるのでこれも望み薄です。
もろくなっているのが、かかとの部分だけならなんとかなるかも。


3.↑こういうつや消しテープをかかとのコバの部分(靴底の厚みの部分)からつま先の部分まで貼るという手があります。
4.つや消しテープがなければ黒い絶縁テープを使うしかないでしょう。ツヤがあって目立ちやすいので好ましいとは言えませんが。

結局一番いいのは、定期的に靴をはいて空気に触れさせておく、ということになります。

(追記)
余談ですが私も「加水分解」で似たような失敗をしたことがあります。
形状が気にいったマウスは何個もまとめ買いをするのですが、
久しぶりにしまっておいたのを使おうとしたところ、表面の樹脂コーティングが加水分解されて
水飴を塗った状態になっていたことがありました。
こうなるとお手上げです。(T_T)



<2017年09月28日>記載