今日は大学で講義を行いました。
今回は研究者ではなく学生さん相手です。

講義


セミナーや研究会での講義は一通り経験したことがあるのですが、
一般消費者の方や死生学などの研究者が相手の講義だと、まだやりやすいんですね。
私の話すテーマに興味を持っていただいているというのが前提ですし、
自分の専門分野ですから、話す内容はそこそこあるので。

それに比べると学生さん相手の講義が一番難しいです。

死から一番遠い存在だからでしょうか。
これから人生で花開かせようって相手にお葬式の話ってね。
正直ピンと来ないのではないかと。
(実際、尋ねてみると3割くらいはお葬式に参列した経験が無いそうです)

自分が話していて一番難しいと感じるテーマは
なぜお葬式をするのか
ですね。
物理的・心理的・社会的観点から学術的に説明することは簡単なんですけど。
はたして学生さんを納得させることができているのかどうか。
頭の中をフル回転させて最も適切な言葉を発したつもりでも、
ロゴス(言葉の情念)が相手のマインドまで届いてんのか
不安になります。

しかし逆に彼ら彼女らを引き込んで理解させることができるのならば、
誰を相手に話しても通じると思うのです。
だからこそ、がんばらなきゃ!
っていう気持ちで挑んでます。
結構真剣勝負です。

去年、講義が終わった後は
薄汚れたバーでバーボンをヤケ気味にあおって、ショートピースふかしながら遠くを見るような心境でした。
(いや、私は酒もたばこもやらないので、あくまで心象風景です)

で、今回の講義なんですけど。
自分の中では講師として前回よりは着実にステップアップしていましたね。
合格点かどうかは学生さんに聞いてみないと分かんないですが。

多分前回より内容が良かったと思える原因は
このブログを始めたせいかな
と思うのです。

どうしても特殊な内容のテーマのブログなので、逆に中高生にもわかるくらいにと心がけて書いてきたので
(ま、そこまでわかりやすくなっているかどうかは、自分自身疑問ですけど)
話していて、このブログで書いた内容が頭に浮かんできて、予想以上に結構すらすら話すことができました。

ブログの効果がこんなところにも。

帰ってPCを開くと、学生さんから御礼のメールが届いてました。
今の子はちゃんとしてますね。

私の講義がきっかけで、就職先に葬儀業界を選んでくれる子がいたら本望なのですが・・・
んーあまり多くは望まないようにしましょう。

今日はブランデーとキューバ産のシガーで乾杯!
・・・って何度も言うようですが、心象風景です。


<2009年10月16日>記載