事前相談はあなたの次の一言で始まります。

「無宗教葬をしたいのですが」

別にあなたが仏教徒であっても気にすることはありません。
この質問でOKです。
無宗教葬とは特定の宗教の儀式を執り行わない葬儀です。
具体的な内容は後述します。

ではなぜこの質問をするのか?

個人葬における無宗教の比率というのは実はそれほど高くありません
8割以上は仏式であり、残りをキリスト教、神道、新宗教、無宗教で分け合っているのが現状です。

少ない発生比率の葬儀の質が高い葬儀社は、全体的な葬儀の質も高いのです。
ベトナム料理の本が充実している本屋は、きっとあらゆるジャンルの料理の本が充実しているはずです。
それと同じ理屈です。

事前相談1

また、なぜキリスト教や神道ではなく無宗教なのかというと、
宗教儀式を行わない式は、宗教儀式に頼ることができないため担当者の能力がむき出しで試される、つまりその葬儀社の本来の能力をさらけ出すことになるからです。

「無宗教葬をしたい」
というこちらの要望に対して、まず
「お墓をどちらかにお持ちですか?」
と聞いてきたらそのスタッフはよく教育されています。
中には、代々付き合いのある菩提寺があるにもかかわらず、
無宗教でお葬式をやろうとする方がいるからです。

最初仏式でお葬式を済ませて、
後日お別れ会形式で無宗教葬をするのは、問題ありません。
しかし無宗教葬だけをして、
納骨だけお寺に頼めばいいと考えている方も中にはいらっしゃいます。
そんなことをしてしまうと、納骨の際、必ず寺と揉めることになります。

教育されているスタッフはそのようなリスクを回避するために
菩提寺の有無を確認します。
ここは嘘でもいいので
「いえお墓は持っていません」
もしくは
「宗派指定の無い霊園を持っています」
と答えておけばよいでしょう。

良い担当であればさらに
「親戚のみなさんの承諾はえられそうですか」
とも聞いてくるはずです。
ここもあとで揉めそうなポイントです。
中には
「お経ぐらいあげないと」
と、無宗教葬に反対する親戚も中にはいるからです。


<2009年09月20日>記載